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【お姉さん】おねショタでエロパロ【男の子】

本スレURL:http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1240577968
43 :名無しさん@ピンキー:2009/05/31(日) 10:35:21 ID:u0T9fw0q
>>41
そんな公式設定があったのか…知らなかった…

44 :名無しさん@ピンキー:2009/06/02(火) 12:51:41 ID:wuO/xaYa
>>43
「ボクを包む月の光」という輪とありすの子どもが主体の作品があるんだ
それの4巻に致した経緯が載ってる
でも、あれは別物として、ぼく地球でやることも可能かと

公式設定をシフトさせてだな…子どもができちゃったことにも目をつぶってww
前世の一件で最後の一線は越えない輪
小六でも十分待ったじゃな~い的なアレ
モテモテ輪にありすやきもち ← これは中学入った輪に対してありすが思った公式
揺れるありすに迅八他4名のプッシュwww
「坂口さん 君を守れるのはマジオレだと思うよ?」 ← 迅八の公式プロポーズらしい
ますます揺れるありす   ← 上に同じ
「今日…今夜越えてくれないなら別れる…」 ← ありすが輪に言った公式台詞
ありすの方だけじゃなく輪だってものすごくやきもち妬いてるに違いない
ということで美味しくいただかれてはいけないでしょうか?

45 :43 :2009/06/03(水) 17:24:33 ID:Ee2Ok9zj
>>44
ありすの方が積極的なのか…。
買ってみるw

46 :名無しさん@ピンキー:2009/06/03(水) 18:23:07 ID:XrkJAl2M
>>45
待て、もちをつけ
古本屋で立ち読みしてからにした方がいいかも
絵がらが相当変わってる上に
内容が苦手な人もいるようだ
大丈夫そうなら買ってみたらどうだろう?

47 :43:2009/06/03(水) 22:19:35 ID:tMU8ssiM
>>46
OK(b^-゜)

48 :名無しさん@ピンキー:2009/06/04(木) 00:51:22 ID:ZulUY7gT
>>44のあげてくれた公式台詞群
いたいいたすぎる
絵柄変化に加えその内容じゃ確かに苦手な人がいそう
ぼく地球そんなことになってたのか…orz
輪もありすもモテモテか…そして迅八まだ引きずらされてるのカワイソス

49 :名無しさん@ピンキー:2009/06/04(木) 22:59:44 ID:5iIvXwaP
……凄まじい痛さだな……>>44が書き出してくれた公式発言集
若い頃ハマってた神漫画がそんなことに………

57 :名無しさん@ピンキー:2009/06/11(木) 20:21:33 ID:eWF2ZEil
>>44
このゲームどこで買えますか?原作ファンとしてたまりませんわw

61 :真理奈と直人(1/6) ◆cW8I9jdrzY :2009/06/17(水) 20:41:31 ID:k0dlee1y
こんばんは、通りすがりですがSS置いときますね。

 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 

その日あたしは不機嫌だった。
「じゃ、行ってくるから後は頼んだぞ」
「悪いけど直人の世話お願いね。真理奈ちゃん」
そう言って笑顔で出かけていくうちの両親。そして叔父さんたち。
「……うん。行ってらっしゃい」
あたしはそれをぶすっとした顔で見送ることしかできなかった。
連休を利用して温泉に行こうと言い出したのは叔父さんだ。
うちの両親と叔父さん夫婦は妙に仲が良く、一緒に旅行することもたまにある。
今まではあたしも連れてってもらってた。まあこの歳で親と温泉ってのも何だけど。
でも今回は例年とは違って、あたしは家でお留守番ということになった。
あたしにとってはこの方がいい。ひとりの自由きままな休日を謳歌できるんだから。
問題はたった一つだけ。小さな小さな面倒ごとがあたしに押しつけられている。
「お父さん達……行っちゃったね」
あたしのすぐ横、小さな声でつぶやいた半ズボン姿の男の子がいた。
同年代でも低めの身長と細く華奢な体格、気の弱そうなあどけない顔。
加藤直人、あたしの従兄弟の小学六年生だ。
「そうね、そろそろあたし達も出かけないと。模試は十時からでしょ?」
ケータイを取り出して時間を確認すると、九時前といったところだった。
「うん。ボクは……用意できてる」
か細い声でそう言う直人。もっと根性とか気合とかあってもいいと思うんだけど、
残念ながらこの子は誰に似たのか筋金入りの根性なしだった。
小さい頃から見てるけど、すぐ泣くし体はほっそいし顔も女の子みたいだし、
たまに性別を間違えて生まれてきたんじゃないかと思うときがある。
そんな直人も来年は中学生ということでお受験に忙しいらしい。
どうせ私立中学なんて行っても勉強させられるだけだし、その辺の公立でいいと思うんだけどね。
そんで今日は塾の模擬試験だとかでこの子は旅行に行けなくなっちゃったんだ。
そしたらうちのパパってばそれを聞いて、“真理奈が直人の面倒を見る”とか勝手に決めちゃって
半ば無理やりに叔父さん夫婦を温泉に引っ張っていってしまった。
――あのクソ親父、帰ってきたら覚えてなさいよ。
心の中で復讐の炎を燃やすあたしだったが、別にこの子が憎い訳ではない。
叔父さんたちに頼まれてしまったし、仕方ないから今日と明日くらいは面倒見てやらないと。
あたしは手早く用意を済ませ、駅まで直人についてってやることにした。

夕方、友達と別れたあたしは進学塾の前であの子を待っていた。
塾の中からは元気いっぱいの子供たちが賑やかに飛び出してくる。
神経質そうな眼鏡の男の子、おさげの可愛い女の子、そして小太りの少年。
家族が迎えに来てるとこも多く、ちょっとした人ごみの中であたしは直人を探して回った。
――まったく、叔父さんもあの子にケータイくらい持たせときなさいよね。
なかなか見つからずにさすがにあたしも少し焦り始めた頃、児童の行列の後ろの後ろ、
恐らく最後尾と思われる集団のさらに後ろに見慣れたあの子の姿を見つけた。
「ほらほら、直人ぉ!」
「あ……まりなお姉ちゃん……?」
相変わらずうつむき加減で元気なさそうに歩いていた年下の従兄弟は、
あたしの顔を見て驚いた様子でこちらの方にとことこ早足で歩いてきた。
「お疲れ様、迎えに来てやったわよ」
「え……待っててくれたの? そんな、悪いよ……」
「なーに遠慮してんのよ、小学生の分際で」
申し訳なさそうに言う直人の頭を軽く小突いて、あたしはこの子の手をとった。
小さくてぷにぷにする手を握ってるとなんか気持ちがいい。
「それで、今日のテストどうだったの?」
「……あ、うん。国語以外は多分できたと思う」
「へえ、頑張ったのね。えらいえらい」
細くサラサラの髪を撫でてやると、直人は顔を赤くしてうつむいてしまった。
なに恥ずかしがってんだか……もっとビシッとしなさいよね。
あたしはそんな従兄弟の手を引いて、最寄りの駅まで歩いていった。

67 : ◆cW8I9jdrzY :2009/06/17(水) 20:47:17 ID:k0dlee1y
以上となります。
♀の年齢は特に考えていないのでご想像にお任せします。
ではまた、いつかどこかでお会いしましょう。失礼します。

72 :名無しさん@ピンキー:2009/06/19(金) 00:10:55 ID:IziHaT5l
うおー久しぶりに来たら更新さりてた!

>>67さんGJ&お疲れ様です。

78 :真理奈と直人2(1/5) ◆cW8I9jdrzY :2009/06/26(金) 21:06:10 ID:y3CJMhoj
どうも、>>61-66の者です。
おねショタ電波を受信したのでちょっとだけ話を続けてみました。

 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 

ある土曜日のことだった。
「真理奈! いつまで寝てるの、もうお昼よ !!」
そう怒鳴られ、あたしはママに叩き起こされた。
「う~、週末なんだからもっとゆっくり寝かせてくれたっていいのに……」
「何言ってんの、今日は私たち出かけるって前から言ってたでしょ!
 ぐーぐー昼まで寝たくせに文句言わないの!」
ささやかな抗議をしたあたしにママが大声をぶつける。
ああ、そういえばなんか今日は買い物がどうとか言ってた気がする。
まああたしには関係のない話だし、パパとママを見送ったらまたひと眠りするとしよう。
パジャマ姿でボサボサの頭を撫でながら、あたしはふらふらとリビングに顔を出した。
「――ふあ~あ、おはよう」
「おや真理奈ちゃん、今起きたとこかい? すごい顔だねえ」
そう言って笑ったのはパパの弟、あたしの叔父さんだった。
「……あれ、なんで叔父さんが来てるの?」
不思議に思ったあたしだったが、パパもママも何を当然といった顔でこちらを見つめている。
「なんでって、今日は俺たちとここの夫婦で買い物に行ってくるって言ったはずだぞ。
 別に無理に付き合えなんて言わんから、真理奈は適当に留守番しててくれ」
「はいはい、そりゃありがたいことで……」
「あと夕方、ちゃんと直人を塾まで迎えに行ってやってくれよ」
「……はい?」
唐突な言葉にあたしは思わず顔を上げ、自分の両親と叔父さん夫婦の顔を見やる。
叔父さんと叔母さんはそんなあたしに穏やかな笑顔で話しかけてきた。
「ほら、この間真理奈ちゃんに直人の面倒を見てもらったでしょ?」
「あれから直人のやつ、真理奈ちゃんのことがすっかり気に入っちゃったみたいでね。
 家にいるときもまりなお姉ちゃん、まりなお姉ちゃんって言ってばかりなんだ」
「は、はあ……」

あたしの脳裏に先日の記憶が浮かび上がった。
妖艶な笑みをたたえて小学六年生の少年の唇を吸うあたし。
陰毛も生えてない従弟の男性器に舌を這わせ、さも美味そうにあの子の精液をすするあたし。
幼い直人の上にのしかかり、童貞を奪って満足げに少年を抱きしめるあたし。
素直な直人のことだからちゃんと黙っててくれたんだろうけど、今から考えれば
あたしってばなかなかすごいことをやっちゃったんだなと思う。
でも一番強烈だったのはあの子との初めてのセックスじゃない。
“――す、好きだよっ! ボク、まりなお姉ちゃんが大好きだもんっ !!”
……きっと、あの子にとってはあたしが初恋の相手なのだろう。
泣きそうな顔で必死にあたしへの想いを訴える直人の姿はなかなか忘れられそうにない。
男なんてあたしに尽くして当たり前だと今まで思っていたあたしだったけど、
この加藤真理奈ともあろう者がただのあどけない一人の小学生を好きになってしまっている。
(……直人……)
もしこの話を両親や叔父さんたちが聞けばどう思うだろう。
激怒してあたしをなじる? それとも喜んで二人の仲を認めてくれる?
わからないけれど、まだこのことはあたし達以外の誰にも言わない方がいい。
三年後か五年後か十年後か、いつかあの子が強く大きくなって
それでもまだあの子があたしを好きでいてくれるなら……一緒になりたい。
わずかな時間の間にどれだけの思考が頭を駆け巡ったのか。
ぼーっとした顔のあたしをまだ半分寝ていると思ったらしく、両親と叔父さん夫婦は
直人の塾が終わる時間だけをあたしに言い残して出かけてしまった。
夜には帰るらしいけどそれも怪しそう。また外泊かしら、あの不良中年どもは。
とりあえず起きたからには着替えてご飯にしますか。
あたしは手早く髪を整え着替えをし、パンとサラダで適当に朝食だか昼食だか曖昧な食事を済ませた。

89 :61 ◆cW8I9jdrzY :2009/07/02(木) 21:07:54 ID:xjwajxR+
真理奈と直人
その1 >>61-66
その2 >>78-82

こんばんは、また続きを書いたので置いておきます。

95 :61 ◆cW8I9jdrzY :2009/07/02(木) 21:21:54 ID:xjwajxR+
以上となります。
気が向いたらまたダラダラ続けようと思っています。またよろしくお願いします。

ところで話は変わりますが、このSSに出てくる真理奈の年齢はどのくらいが
このスレの皆さんとしてはツボでしょうか。
中学生から二十代、その上まで、良かったら好みを教えて下さい。

それではこれにて失礼します。

97 :名無しさん@ピンキー:2009/07/02(木) 23:38:57 ID:6uCX9Xrt
>>95 執筆ご苦労様&GJ!毎度楽しく読ませてもらってます。20代中盤から後半が俺は好みだな。

107 :61 ◆cW8I9jdrzY :2009/07/11(土) 16:15:35 ID:z5ocs1Tr
こんにちは、レスありがとうございます。
皆様のご意見ご感想、ありがたく参考にさせていただきました。
それでは続きを置いておきます。

真理奈と直人
その1 >>61-66
その2 >>78-82
その3 >>90-94

137 :名無しさん@ピンキー:2009/07/18(土) 16:12:47 ID:cHsHagS5
以上です。
読んだことあるって人が多かったら投下は避けようかと。

>>133
板住人の中には宣伝を嫌がる人も居るので、文をコピペして
ググってもらえないでしょうか。

138 :61 ◆cW8I9jdrzY :2009/07/18(土) 16:56:37 ID:aWVyo8Nx
>>137
ありがとうございました、お疲れ様です。
以前ハァハァさせてもらいましたので、まさかこんな所で見られるとは驚きました。
投下についてはお任せします。

あと誘導になりますが、「真理奈と直人」の番外編をこちらのスレに落としています。
が、かなり偏った嗜好の内容なのでここには落とせませんでした。
それでもよければご覧下さい。駄目な方は是非スルーで。

【女体化】TS系小説総合スレ【男体化】6話目
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1214215459/459-468

139 :名無しさん@ピンキー:2009/07/18(土) 17:11:29 ID:pXbzccav
>>137
GJ!!萌えた!
>>138
見に行ってみます!

314 :名無しさん@ピンキー:2010/02/19(金) 02:05:05 ID:sBicgN4U
オクテな王子様に乳母やら女官やらがよってたかって…のほうが好きだなぁ。

316 :名無しさん@ピンキー:2010/02/21(日) 00:10:03 ID:/EGwVMgo
主導権をどちらが持つかの問題かと
成人女性がショタに襲われるスレは別に既にあるしね

317 :名無しさん@ピンキー:2010/02/21(日) 10:14:27 ID:IevELzyb
>314-315
乱交というより、教育の名目で弄びながら、鍛えるのなら、読みたい。
そもそも王子様だから、下々の俺達が感じる飢餓感なんか、無縁に育てられるだろ。

ああ、小学校~高校くらいまで、どれだけまんこが見たかったか。
電車の中で風景をながめながら女性器の呼称を頭の中で唱えるだけで
ちんちんかちかちだったぞ!>下々の俺。
「女」「娘」「姉」とかの習字の文字だけで
オナニーのおかずになるまんがにすごく共感してた。

その点、王子様なら、5-6才から勃てば
乳母が口に含んでくれるだろうし、
お風呂係の侍女は、穿かずに片ひざ立てて
大事なところを見せつけてくれるだろうし、
男女のことは7才くらいから教わるだろうし、
9才にもなれば、教育係の侍女がやさしく騎乗してくれるだろう。

「精通は姉の中」はぢたま某の名作だが、
王子様なら精通はお付き女官長の中、とか。
なにしろ世襲王朝の後継者の第一の責務は、
次代の後継者の作成だからな。教育にも力が入るよ。

もの心がついて、色恋の気持ちが兆したら、
侍女たちが、本気でも訓練でも擬似でも御奉仕でも
いくらでも付き合ってくれて、精神的にも満足。
「余が王子だから、そちはチョコレートくれるんだろう?
 仕事だから。うまくすれば世継ぎを孕んで出世できるから」
「そんなことありませんわ。王子様。
 仕事でこんなことまでしてさしあげられません。
 一人前の顔してこうしてお仕えしていますが、
 私だって、私だって、一人のまだ14才の女の子ですもの。
 それにお世継ぎもなにも、王子様はまだ10歳ですから
 子種をお出しになりません」
と顔面騎乗してくれるとか。グリグリ

319 :名無しさん@ピンキー:2010/02/22(月) 21:39:38 ID:nTRicryn
>>316
ここはおねショタなら何でもありだよ
主導権がどっちでも関係ない

359 :名無しさん@ピンキー:2010/03/09(火) 23:25:50 ID:7Qh0q28k
中学生か高校生ぐらいの女子と小学生の男の子(あまり性の知識がないが好奇心はある感じで)の
エロ小説があるサイトを知ってたら教えて欲しい
亜理沙の日記の第四章再会とか
http://www.angelfire.com/darkside/bosukete/arisa/04.htm
この板でいえば東京マグニチュード8.0のエロパロスレに投稿されてた「残暑」みたいなシチュエーション

364 :名無しさん@ピンキー:2010/04/11(日) 21:24:42 ID:wWVkrWW2
>>359
ありがとう、さがして読んでみる

392 :名無しさん@ピンキー:2010/06/26(土) 17:48:38 ID:im6xI1zY
これとか
http://ko-su-k.sakura.ne.jp/novel/about/

393 :名無しさん@ピンキー:2010/06/26(土) 23:23:14 ID:PNh1VuFn
>>392
おー! 一話だけささっと読んだけど、すっごい良いね。ありがとう

395 :名無しさん@ピンキー:2010/06/27(日) 20:03:47 ID:WdgvFjY5
>>392
続きは?、中途半端に終わりやがって

430 : ◆FwJL5jmLb.JA :2010/11/11(木) 00:21:16 ID:s9PV4/aQ
 王子たるもの、頭が弱くてはつとまらない。
 少なくとも頭が弱く見えるようではまずい。さらに言えば、外見は賢そうでも口を開い
た途端にバカがばれるようでもいけない。
 そういうわけで、王子であるアリョーシャには家庭教師がいた。

 家庭教師はソフィーヤと言って、若干十八歳にして大学を卒業している、大層な英才だ。
なんの専門で卒業したのか一度たずねたが、王子には理解できない難解な説明をされたの
で、未だに謎である。
 アリョーシャも、頭がよいとは言えないにしても、悪くはないほうだ。その説明が理解
できなかったのは、ひとえにソフィーヤに説明する気がなかったからに尽きる。
「わたしの専門などどうでもよろしい。基礎の教養すらおぼつかないというのに、そんな
ことを知ってどうするんですか?」
 このように、ソフィーヤは大抵冷たくそっけなかった。
 彼女が冷たいのには、どうやらプライドの問題が絡んでいるらしい。大学を主席で卒業
し、宮廷に学者として仕官できたのに、待っていたのは王子の家庭教師の仕事だったから
である。
 国の機関で最先端の研究に没頭することこそ、ふさわしいはずなのに――四つも年下の
王子に、その辺の教師でじゅうぶん代替の利く勉強を教えているのだ。
 ソフィーヤの気持ちもわからないでもなかった。
 とはいえ、彼は王子である。少しぐらい敬意を持ってくれて、職務に誇りを感じるぐら
いしてくれてもバチは当たらないではないか。アリョーシャは常々そう思っていたが、口
に出すとなにを言い返されるかわかったものではないので、黙っていた。
 もしアリョーシャのデキさえよければ、ソフィーヤもそれなりにやりがいを持ってくれ
ただろう。しかし、なんと言っても彼女の要求する『デキのよさ』とは、彼女と同等か、
あるいはそれより少し劣ったとしても凡人よりはるか上の『デキ』なのだ。
 王子だというだけで国最高の頭脳から勉強を教わっているに過ぎないアリョーシャが、
そんな期待に応えられるはずもなく、すげなく扱われていた。

「陛下、家庭教師を変えてください」
 そういうわけで、アリョーシャは女王に直訴した。
 姉のエレーナは二十歳そこそこではあるが、十代半ばから君主として王座についている。
弟に家庭教師を選んだのも、もちろんエレーナだった。
「教師を変えろ? なにか不満でもあるのか?」
 エレーナは訴えを予想もしていなかったらしく、不思議そうに淡い金色の髪の毛をゆら
し、緑色の瞳をきょとんとさせる。
 誰が見ても女王と王弟――つまりエレーナとアリョーシャは姉妹のようにそっくりだと
考えるだろう。まだ歳若いせいか、王子には男っぽいところがまったくなく、一瞬少女と
見間違えそうなあどけなさだ。双方とも髪を肩に垂らしているせいで、余計にそっくりに
なっている。
 ちなみに、アリョーシャの正式な身分は王弟ではあるが、面倒くさいのか誰もが彼を王
子と呼ぶ。
「ソフィーヤは余がじきじきに選んだのじゃぞ。それを変えろとは、そなた、突然なにを
申すかと思えば……」
 エレーナは驚きが去るとまず不快になったらしく、目を細めた。
「そなたの教育もタダではないのだぞ。いくら給金を払ってソフィーヤを雇ってやってい
ると思っている。変えるとなるとまた費用がかさむではないか」
「ですからね、姉上――陛下。僕だってソフィーヤに習いたいのは山々なんです。でも、
向こうがイヤがるんだから仕方ないでしょ?」
「なに? イヤがる? 聞き捨てならんな。どういう意味じゃ」
「その、つまり……ソフィーヤは大学を主席で卒業したでしょ。だから、僕を相手に勉強
を教えるより、もっと有意義な学問の研究に励みたいようです」
 アリョーシャは少し口ごもりながら説明した。言いながら情けなくなったからだ。
 女王はしばしじろじろと弟を眺めわたし、それから鼻を鳴らした。
「はん、なんじゃそんなこと」
「そ、そんなことはないでしょう。ソフィーヤの冷たさったらないんですよ!」
「アホの弟を持つことに比べたら『そんなこと』に過ぎん」
 エレーナはにべもなく言い放った。
「余は君主じゃぞ、その弟がアホではしめしがつかんではないか。だからこそ教師を雇っ
ているのじゃ。冷たいぐらいなんじゃ、自分でなんとかせい」

442 : ◆FwJL5jmLb.JA :2010/11/11(木) 00:30:25 ID:s9PV4/aQ
以上です。

久しぶりの投下すぎて、緊張のあまり一番最初につけたトリップとその後のトリップが違う
(最初のトリップをものの一分でド忘れorz)とか、あらすじのヒロインの名前間違ってるとか、
ひどいミスっぷりですが、どうか生暖かく笑ってお許しいただけると幸いです。

何度か手入れして書き直しているので、設定ミスとか見つかってもこれまた流していただけるとうれしいです。
見直しているのですが、年齢関係を何度か考え直しているので……。

言い訳だらけになってしまって申し訳ありません。楽しんでいただけたらなによりです。ではでは。

443 :名無しさん@ピンキー:2010/11/11(木) 06:21:12 ID:/8/hLiGr
>>442

GJ!

444 :名無しさん@ピンキー:2010/11/11(木) 09:55:06 ID:VNkAN2sH
>>442
まだ読み切れてないけど乙!

446 :名無しさん@ピンキー:2010/11/13(土) 11:57:57 ID:H7tmPYzG
>>442


461 : ◆FwJL5jmLb.JA :2010/12/03(金) 21:44:50 ID:EzSLWmIY
以上です。

462 :名無しさん@ピンキー:2010/12/04(土) 10:05:28 ID:ygpXPOkI
>>461

超乙!股間がぴくりと反応した

477 :名無しさん@ピンキー:2011/01/22(土) 11:00:07 ID:GF2TryVo
>>430
おおおGJ!
エキゾチック+家庭教師とかもうツボすぎる

未分類 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2011/06/30 22:13
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