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アルカナハートでエロパロ 3

本スレURL:http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1198589215
1 :名無しさん@ピンキー:2007/12/25(火) 22:26:55 ID:YSdxrcAW
職人随時大歓迎

長編を投稿する人は、各レスを安価で繋ぐなどして読みやすさを工夫しましょう
あまり激しい否定・批判は控えめに

前スレ”ttp://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1176400800
保管庫”ttp://arcanaeroparo.blog100.fc2.com/

3 :名無しさん@ピンキー:2007/12/25(火) 23:01:08 ID:eDj6umD1
>>1
土管と乙です
アルカで舞織がこなかったこととリーゼ&フィオナが来た事で、
悲しんで良いか喜んで良いかわかんない

37 :冴姫痴漢モノ(前編):2008/02/05(火) 06:46:47 ID:PunGdXNl
子宮口を小突く度に走り抜ける感覚に身体が歓喜する。
徐々に速さを増す肉棒のピストン責め。
その気持ちよさに冴姫は絶頂に達しようとしていた。
「~~~っ!!!」
びくんっ!びくんっ!
冴姫は絶頂にその身を震わせた。そして冴姫が達したその瞬間。
どぷっ。
「ぇ…?」
胎内に熱い感覚。
気づけば男の動きは止まっていて。
最奥まで深々と突き刺さったソレは、熱い迸りを冴姫の子宮内へと放出していた。
(こ、これって…)
明らかに男のモノから何かが冴姫の胎内に注ぎ込まれている。
そしてこの状況で出すものといえば…
「精…子…?」
冴姫はやっと理解した。
自分が汚されてしまったこと。
処女を知らない男に捧げ、大事なところの最奥までも、男の液体で満たされて。
自分の全てが男に汚されたことを改めて思い知った。
なのに…
(身体が…熱い…)
衝撃的な事実を再認識してなお、自分の身体が疼いている。
そして身体は、子宮内に吐き出された精子をさらに奥へ送ろうと痙攣を繰り返す。
この状況においてなお、冴姫は犯されることに興奮していたのだ。
そして。
ゆっくりと男のものが引き抜かれ、代わりに手に紙切れを握らされる。
それを手渡されたところで次の駅へと到着した。
よろけた足取りで電車を降りる。
中に出された精子が溢れだしてくるのを、パンツで地面に落ちないようにカバーした。
電車が発車し、それと同時に少し落ち着いてくる。
(とんでもないことしちゃった…)
落ち着きを取り戻すと、自分のしたことの重大さに気付く。
もう、穢れの無い少女ではなくなってしまったのだ。
脳が覚めてくると、一瞬の快楽に身を任せた自分の愚かさに虚しさがこみ上げてくる。
と、電車を降りる時に手渡された紙きれに気付いた。
紙を開いて確認する。

どくん。

心臓が高く鳴った。
コノママイケバ、モドレナクナル――。
だがそう思う一方で期待している自分が居た。
冴姫はその紙切れを強く握りしめ、再び学校へと向かうのだった。

『水曜日 23時5分の電車の先頭車両』

それが紙切れに書かれていたメッセージだった――。

47 :名無しさん@ピンキー:2008/02/12(火) 03:47:38 ID:8JxcQZp9
>>37さん、頑張って下さい
GJ

166 :名無しさん@ピンキー:2008/05/10(土) 12:20:33 ID:k17DXOZG
つまりアレ?
このはの先祖と神依のにゃんにゃんってことか?

167 :名無しさん@ピンキー:2008/05/10(土) 16:19:37 ID:/0auEXna
>>166
子犬丸ができるまで
というほのぼのタイトルと見せ掛けて神依さま獣姦ものな予定

174 :168:2008/05/20(火) 23:49:14 ID:XW4HhmhV
>>171

望みの限りに。本番無いんだけどね。
ちなみに>>173のは前編じゃなくて後編ね。間違えた。

176 :名無しさん@ピンキー:2008/05/22(木) 09:22:50 ID:KZsvgNir
>>174
GJ!その発想は無かったわw
ドロシーやりおる

177 :りょう:2008/05/22(木) 11:38:51 ID:wYrbc3Dd
>>176
GJ!

229 :名無しさん@ピンキー:2008/08/28(木) 09:53:12 ID:cdo2+uoj
はぁとは天然の振りをしてるだけで、エロモードになったら言葉責めとかするS属性。
しかもエロモードのスイッチがいつ入るかわからないからさーたんはドキドキ

はぁと「ねぇねぇ、さーたんも私の事はーたんって呼んでよ~。二人っきりなんだから、ね?」
冴姫「い、言わないよ…恥ずかしい////」
はぁと「えーーっ…いつもお布団の中でモゾモゾしながら『はーたん…』って言ってるのに?」
冴姫「な……してないし言わないっ////」
はぁと「ホントに?」
冴姫「し…してないもん……はーたんの意地悪……////」

299 :抱きしめたいよアンジェ! ◆YQPr1uBorY :2009/03/12(木) 17:01:00 ID:ZSG8JHcQ
したらば妄想→したらばSS→ここ
と、誘導されてきました
以下、微修正して転載

「おねえちゃんピンチー!」
二人で買い物に出かけた帰り、綺麗な夕焼けの見える時
わざとなのか、反射的にそう言ったのかは分からないが
塀の上から落下したアンジェをしっかりと抱きとめる
身体はとても軽い。髪からは良い匂いがする
「ありがと」
「はは、あんまり高いところに登っちゃ駄目だぞ」
ミルドレッドの姿が見えなくなってからというもの、アンジェはかなり素直になった
……と、いうよりはアンジェがなんだかんだ頼りにしていた者。
ミルドレッドの代わりとして頼られているだけかもしれないが
「ミルドはいつになったらかえってくるんだろう……」
アンジェは少し寂しそうに呟く
「さぁな、そろそろ帰ってくるんじゃないか」
俺はいつも通り当たり障りの無い回答をする

家に帰るとアンジェが早速口を開く
「なぁ○○?おなかがすいたな」
「だな。晩ご飯を作るとしますかね」
「……しがつくる……」
「ん?」
「あたしがつくる!」

「はぁ?」
アンジェの提案、もとい思い付きに俺は素っ頓狂な声を上げる
「つくるったら、つーくーるー!」
「何言ってるんだよ。包丁も握ったことないくせに」
アンジェの要求を聞き流し、手際良く食材を切っていく
「いいからやらせろー!」
アンジェが声を張り俺の腕にぶら下がる
「や、やめろ!危ないから……!」
その刹那、包丁が指に触れた
「っ……!」
「あ……ごめん……」
「大丈夫……少し切っただけだ」
幸い傷はあまり深くないようだが、指先にはじわりと血がにじんでいる
「じっとしてて……んっ、ちゅ……ちゅぱ……」
そう言って腕を取り俺の指の傷を舐めた
少し体温の高いアンジェの口からは優しさも伝わってくる気がした
俺は何か満たされた気分になり、アンジェの柔らかな髪を撫でた
「ん……」
怒られるのかと思ったのだろう。
アンジェは始めにビクッと身体を震わせたが、自分が撫でられていることに気付くと
気持ち良さそうに目を細めた
「……ち、とまった?」
指から口を離したアンジェはどこか恥ずかしそうに尋ねてきた
「あぁ、止まったよ」
鼓動が早くなっていたからだろうか。
血は止まっていたが、指はズキズキと痛んだ

300 :抱きしめたいよアンジェ! ◆YQPr1uBorY :2009/03/12(木) 17:02:28 ID:ZSG8JHcQ
>>299
何となく手が離せなくなり、俺は髪を撫で続けていた
アンジェも気持ち良さそうにして、体重もこちらに預けてきている
「なんだかなつかしい感じがするぞ……あたたかいような……」
「もっと暖かくしてやろうか?」
俺はアンジェの背中に手を回し、その小さな身体をギュッと抱きしめた
「お、おまえ…なにをするんだ…!」
始めこそ、少し焦った様子で胸をポカポカと叩いてきたが
精一杯腕を伸ばしてギュッと抱きかえしてくれた
かなり長い間抱き合っていただろう
「ありがとう……あたしも元気がでた……」
顔を赤らめながらそう言った
「おれいに……何かしてやる。なんでもいいんだぞ……?」

「アンジェ……こっちを向いて……」
俺はアンジェを抱きよせ、唇を奪った
「んっ……!」
驚いた様子のアンジェの口内に舌を進ませると
ちゅぱちゅぱと舌を絡ませてきたが、身体はずっとこわばらせたままだった
やがてどちらからともなく唇が離れると
そこには息を切らし、うるんだ目をしたアンジェが居た
「お……おまえ……なにしたんだ……?」
「キスだよ」
俺は正直に答えた
「キス……キス……ぅ……うっ……」
アンジェは神妙な顔で呟いていると思いきや、今度はポロポロと涙を流し始めた
「お、おい。いったいどうしたんだよ」
「だって……キスってたいせつな人とやることなんだろ……?」
「ん、まぁ、そうだが……」
「あたしは……○○にそんなにたいせつにされてたんだ……」
「……あぁ、そうだよ。俺もミルドレッドもアンジェの事が大切さのさ」
俺は目の前で涙を流すアンジェの頭をクシャクシャと撫でた
「○○……」
アンジェは涙目でうっとりとした表情で俺の名を呟く
「アンジェ……」
俺はアンジェの胸に軽く触れてみた
「や……」
嫌がるような素振りを見せたが、アンジェは抵抗はしない
触っているうちに顔も少し紅潮したように見える

「アンジェ……いいか……?」
俺がそう問うと、アンジェは無言でコクリと頷いた

302 :抱きしめたいよアンジェ! ◆YQPr1uBorY :2009/03/12(木) 20:12:24 ID:ZSG8JHcQ
>>299
>>300

これから行う行為の意味をアンジェが分かっているのか
聖女としてのアンジェはどうなるのだろうか
アンジェはどんな気持ちで俺の望みを受け入れてくれたのだろうか
巡る思考の中に罪悪感はあったものの、俺はいつかこうなる事を望んでいて
アンジェの事を心から愛しているということに偽りは無い

不安そうにしているアンジェの胸を服の隙間から触ってみる
「ぅ……」
緊張している為か、アンジェは身体を硬直させている
そんなアンジェの緊張をほぐそうと再び唇を塞いだ
「んっ!……ちゅぱ……ちゅる……」
アンジェは最初のキスの時より積極的に舌を絡ませて来てくれた
つたない動きだったが、俺にはその気持ちが嬉しかった
口を離したアンジェは少し緊張も解けた様子だった
「下も触るよ」
俺がそう言うと、また何も言わずにコクリと頷いた
さっきの胸の愛撫のおかげか、アンジェのそこは少し濡れている感じがした
「あっ……あ……ぁ……!」
撫でるように触ったり、やわやわと陰核を愛撫する度に敏感に反応してくれる

だんだんとアンジェの声が艶っぽくなってきた所で俺は手を止め
お姫様抱っこの状態でベッドまで連れて行く
ヒョイと持ち上げた時、アンジェは少し嬉しそうな表情をしていた

ベッドにアンジェを寝かせた俺は一言だけ問う
「いいんだな……?」
「ん……」
アンジェはまた頷くだけの返事をした

「痛っ!……っ!……ぅ!」
少し力を入れて挿入していくとアンジェは声にならない悲鳴を上げる
俺のモノが特別大きい訳では無かったが、身体のサイズそのものが違いすぎるのだ
キツい膣内を押し広げるように進んでいくと、何かに当たる感覚があった
そこで一瞬躊躇したが、俺は思いきり深く腰を沈める
「……あぁぁぁぁぁぁぁっ……!!!」
相当痛かったのだろう、アンジェが大きな声を上げる
アンジェのそこは小さく、俺のモノを全部飲み込む事は出来なかったが
繋がる事が出来たという気持ちで幸せだった
「ありがとう、頑張ってくれて」
「えへへ……」
本当は痛くて仕方がない筈なのに、アンジェは目尻に涙を浮かべながら微笑んでくれた
そんな表情を見せてくれるアンジェの事が余計に愛しく思えた

303 :抱きしめたいよアンジェ! ◆YQPr1uBorY :2009/03/12(木) 20:15:39 ID:ZSG8JHcQ
>>229
>>300
>>302

熱くキツいアンジェの中は少し油断すれば出てしまいそうなぐらいに気持ちが良い
アンジェはまだ痛みの方が強いらしく、俺が動く度に苦悶の声を上げていた
そんなアンジェの痛みが少しでも軽くなるようにとなるべくゆっくりと腰を動かす
だが繋がったところは動きやすいとは言えず、無理をさせているという感覚が心苦しかった
俺が不安そうな表情をしていたからなのか、アンジェは両手を伸ばし、言った
「あたしは……ギュっとしててくれれば大丈夫だから……」
「アンジェ……泣きながら言ってもなんの説得力も無いよ……」

だが今してやれることはそれぐらいの事なので、俺はアンジェの言う通りに抱きしめる
体勢を変えた時にアンジェは表情を歪めたが、すぐに安心したように安らかな表情になった
「ありがと……」
アンジェが落ち着いた様子だったので俺は動きを再開する
「うっ……痛……あっ……あっ!」
「ごめんな……アンジェ……」
先ほどよりは若干動きやすくなっており、痛みも些か楽になっているようだ
ただ、アンジェはまだ少し震えていて、グッと手を握っていたので
俺は少しでも不安を取り除いてやろうと、固く握っている両手をほどいてグッと掴んでやった
するとアンジェは幸せそうに微笑んだ。その笑顔は俺の心に暖かく染み渡るものだった

ゆっくりと動いてはいたものの、アンジェのキツい中は刺激が強い
動く度にピチャ、クチャと水音も響いている
「んっ……!……ぁ……」
表情を強ばらせることはあまりなく、痛みはだいぶ軽くなっているようだった
俺は自身の限界が近かったので少しペースを上げ、アンジェの中を突く
「あ……んっ!……」
そうしてゆっくり動いているうちにアンジェが不安そうな声を上げ
膣内をキュと締め付けてきたように感じた
俺はアンジェが時おり上げる甘い声に酔いながら一心不乱に腰を動かす

自身の限界を悟った俺はグッとアンジェの中にモノを突き出す
その時がアンジェの身体がビクッと震えた

「ア、アンジェ……イクぞ……!」
「ぇ……ぁ……あっ!……あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

ドクッ!!
物凄い快感が突き抜け、目の前が暗くなりかけた
ガクガクと震える身体を何とか支える

アンジェの中に想いの全てを解き放つと、俺はその小さな身体を再び抱きしめた──

304 :名無しさん@ピンキー:2009/03/12(木) 20:17:27 ID:ZSG8JHcQ
>>229
>>300
>>302
>>303

「おきろー、朝だぞー」
「あー……おはよう、アンジェ」
「ん。おはよ。早く服を着てこっちへ来い」
俺はアンジェの声で目を覚ます。アンジェが俺より早く起きているのは久しぶりだ
徐々に覚醒していく中、俺は何か物が焦げたような臭いに気づいた
「なぁアンジェ、何か焦げ臭くないか?」
「焦げ臭くなんてないぞ!」
アンジェは一瞬で否定するアンジェはどうも怪しい
俺は身支度を済ませると、逃げるようにリビングへ行ったアンジェを追いかける
するとそこには焦げた臭いに混じって、香ばしい良い匂いがしていた
「おぉ……この朝飯、アンジェが作ったのか?」
「そーだぞ。早く食べるといい」
アンジェが作った朝食はトースト、目玉焼きといった基本的なものだったがとても美味しかった
台所の片隅にゴミ袋いっぱい溜まっているギーァの様な塊は見て見ぬふりをしておいた

「おい、○○。後で買い物に行くぞ」
「ん。じゃあ行くか」
俺はアンジェの意図を察し、買い物に行くことにした

「そこにしゃがめ」
出かける時にアンジェがしゃがめと言うのでまたいつもの肩車だろうと思ってしゃがんでやると
アンジェは前に回り込み、正面から抱きついてきた
「おい、肩車じゃないのか?」
「肩車はミルド用だ。○○はこれからは抱っこにする」
「抱っこって……さすがにちょっと恥ずかしいのだが……」
「子分はおとなしく言うことを聞けー!」
久しぶりに俺のことを「子分」と呼び、アンジェが手の中でバタバタを暴れる
アンジェも恥ずかしいのだろう、顔を真っ赤にしていた
「わーったよ、それでいいから」
「そうか。それなら早く出かけよう」
俺は少し甘えんぼになったアンジェを抱っこしたまま家を出る
やはり少し気恥ずかしかったが、それも悪くない
アンジェはずっと嬉しそうな表情をしたままだった

─おしまい─

いや、寸止めのような形になってしまって申し訳なかった

305 :抱きしめたいよアンジェ! ◆YQPr1uBorY :2009/03/12(木) 20:20:16 ID:ZSG8JHcQ
鳥も付け忘れてるし安価もミスってるしもうね……orz

>>299
>>300
>>302
>>303
>>304
で全部です

337 :名無しさん@ピンキー:2009/06/26(金) 03:42:01 ID:8SMPNXQQ
アンジェを抱っこ・・・

うわああああああああああ!!!

338 :名無しさん@ピンキー:2009/07/01(水) 17:31:07 ID:nLjuoBAJ
>>337
マーリン乙

425 :名無しさん@ピンキー:2010/10/15(金) 10:51:41 ID:83RXXBVC
保守

426 :名無しさん@ピンキー:2010/10/28(木) 23:01:19 ID:Lut9G1Z+
>>425
       / ̄ `ー-、
      /||| ||| ||| |||\
     /|||  /\|||  ||| \
.     |||| /   \||| ||| |
.    | /        \||| .|
    | /___,,;;ヽ,`` /;;,,,___ヽ|
   ヽ|{;;;;;;;;;;;;}/||ヽ-=・=-|
   (`|  /  ||||` \ `|´)
   ヽ、| ミ´  ノ、,,ゞヽ  |, )
    ヽ、   ._,==-,彡 /|,ノ 時が来たのだ…
      |丶  .二二´ /;;;| 戦神ウメは俺に味方した
      | \___/;;;;;|
      |   ;;;;;;;;;;;;;/;;;;;|
     /     ;;;;;;;/;;;;;;;ヽ




450 :名無しさん@ピンキー:2011/01/12(水) 05:53:40 ID:4wPxlN6E
URL変わってもまとめ作ってくれるのはありがたい

451 :名無しさん@ピンキー:2011/01/13(木) 01:04:19 ID:VKZStSng
>>450
了解しました、ありがとうございます

2スレ目までテキスト化完了 あとは貼るだけ
明日には2スレ目までの作品を読めるようにして新URL晒せ・・・たらいいな
あまり期待せずにお待ち下さい

もう当時の書き手さんのほとんどはここを去ってしまわれてるだろうと思うのですが
もしまだここを見てて、過去の作品を掲載されたくないという方がいらっしゃいましたら、
出来るだけ早めにその旨をお伝え下さい

452 :名無しさん@ピンキー:2011/01/13(木) 19:49:19 ID:tzklYdV+
いつの間にやらアルカナ3発売されてたんだな。
すごくないアルカナ2までしかやってないから色々と情弱すぎたぜ。

453 :451:2011/01/13(木) 20:39:39 ID:VKZStSng
保管庫やっと形になりましたー
http://arcanaero2.exblog.jp/
2スレ目までに投稿された作品は基本的に全て保管してあります(会話調の物など一部は除く)
過去ログ見れない方など、どうぞご利用下さい
明日には当スレにこれまで投下された作品も保管できそうです

>>452
自分も3からの出戻りですよ
今からでも間に合います、一緒に頑張りましょう

467 :リリカ×頼子1:2011/02/04(金) 00:56:12 ID:1WeOKXSZ
――今日は、サボっちゃえば良かった。

リリカは、定番の位置となった旧図書準備室のロッカー上で寝そべりながら、柄にも無く後悔していた。
授業が行われている時間帯にここにいる時点で立派なサボリなのだが、そんな些細な事はどうでもいい。今日は、学校に来るべきでなかった。

彼女が落ち込んでいる理由は、親友の頼子にあった。
常々、頼子から「たまには時間通りに学校へ来い」と説教されていたので、今朝は珍しく定時に学校へ到着したのだ。
遅刻寸前ですらない。むしろ、少し早過ぎるくらいだ。自分より早くリリカが登校したと知ったら、きっと頼子は驚くだろう。そう思いながら、リリカはウキウキと校門へ向かっていた。

そしてそこで、見てしまったのだ。
校門の前で、頼子が男と親しげに話しているのを。

年の頃はおそらく自分達より少し上、世間ではハンサムと評されるであろう男の、爽やかな笑顔。軽く頬を赤に染めながら、楽しそうに談笑する頼子。
友達が男と喋っていた――それだけの事なのに、何故かリリカは胸が締め付けられるような思いに駆られ、頼子に声をかけもせず彼女たちの隣を走り抜けた。
リリカに気付いた頼子が何か言ってきたのは分かったが、無視してしまった。そして、陽も傾き始めた今になるまで、ずっとここに引き篭もっている。
ホームルームもそろそろ終わった頃だろうか。窓の外から、ちらほらと帰宅する女学生の声が聞こえ始めた。

「はぁ・・・アタシ、何してんだろ。せっかく遅刻せずに来たのに」

思わず独りごち、くしゃくしゃと前髪を掻き回す。さらに、もどかしくなって何も考えずに寝返りを打ったら、ロッカーから転げ落ちた。
慌てて魔力で浮遊する。空中で体勢を立て直しふわりと着地した所で、準備室のドアが、重苦しい音を立てて開いた。

「リリカ、いるー?・・・あれ、床に立ってるなんて珍しいね」

見慣れた眼鏡と長い髪、聞き慣れた声。普段なら安心を誘う頼子の登場が、今日はリリカの心を大きく掻き乱す。

「いや、さっきまでは寝てたんだけどさ。寝返りしたら落ちちゃった」
「ぷっ!何してんの」

柔らかな笑顔で笑いながらドアに鍵を掛け、机に本を広げ始める頼子。今朝のリリカの態度については、何も言ってこない。
忘れているのだろうか?不意に、朝の頼子たちの姿と、いつも仲睦まじい両親の姿が脳内で重なる。

『パパー、今夜はアタシのトリックに付き合ってくれる?新しいの考えたんだよー』
『しかしリリカ、パパは今からママとイチャイチャするのだ。悪いが部屋でウィルドの改造でもしてなさい』
『・・・はいはい、ごゆっくり』

確か3日前くらいにも、そんな会話をした。愛し合う二人の間にリリカの入り込む隙間がない事は、よく理解しているつもりだ。
両親が仲良くしている様子を見て、不快な筈はない。時々ある「ママが怒っていなくなる夜」より、「リビングに自分の居場所がなくなる夜」の方が、リリカは好きだった。
そんな、ちょっと愛にボケた両親の事も大切に思っているのと同じ。頼子も何があろうと大切な友達だ。その友達が一歩オトナに近付いた事を、素直に祝福しなくてどうする?
理性は、リリカにそう訴える。でも。

――アウトオブ眼中。

そんな淋しい死語が、頭を過ぎった。



472 :リリカ×頼子6:2011/02/04(金) 01:04:58 ID:1WeOKXSZ
1>>467 2>>468 3>>469 4>>470 5>>471

「やっ、ダメ!あぅ・・・ぅむぅっ」

身を捩って逃げようとする。させない。
少しでもたくさん頼子を感じたくて、ぴったりと全身を密着させた。舌を絡め取って言葉も奪う。
口内まで頼子の味で一杯になり、息苦しさと興奮で眩暈さえ感じる。
息継ぎの度に、リリカの口からも僅かな喘ぎ声が溢れた。

「っぷは、はぁ、あ・・・んっ」
「ふぅっ!んんんっ、むぅーっ!」

自分のそれよりも幾分か成熟した秘所は、力を込めたら形を失うのではないかと思う程、ぐちゃぐちゃに乱れ、蕩けている。
蜜が溢れる裂け目の中央に指を潜り込ませ、敏感な突起を擦ると、鼻を抜ける頼子の喘ぎが頭に響いた。
粘度を増して溢れてくる頼子の唾液が口へ流れ込む。喉を鳴らしてそれを飲み込む事さえ、胸を満たす快感になって神経を焼き尽くす。
ぴちゃ、くちゅ、ぴちゃ。
上から下から聞こえる艶かしい水音が、燃える劣情に油を注いだ。

「んむっ、はっ、リ・・・うっんっ、りり・・・っんぅうぅっ」

隙さえあれば、頼子はリリカの名前を呼ぼうとする。しかし、リリカは執拗にそれを遮った。
自分は今、ヨリコの親友である"リリカ"なんかじゃない。
ヨリコの身体を貪って食い散らかす、嫉妬に狂ったケダモノだ。
そうでも思っていなければ、気が狂いそうだから――いや――既に、十分すぎるほど狂っているから。
狂い過ぎてもう、心が粉々になりそうだから――"トモダチだった"頃の名前なんて、呼ばれたくなかった。

親友の呼ぶ声すら拒絶するリリカの心にはもう、頼子が何を思ってそうするのかを察するだけの余裕もない。
自分の指使いで淫らに乱れる身体。それさえあれば、もうどうでもよかった。

「んんっ、ふぁ、くぅっ、んっ、ん、ん、ん――ッ!!」

徐々に、塞がれた口から響く頼子の声が鋭く甲高くなり、断末魔の様相を呈し始めた。
膝が笑う。リリカが抱き止めていなければ身体を支えきれない程に、全身が震えている。
終わりが近いサインだ。
この陵辱の時間。これまで培ってきた温かな時間。ヨリコが自分だけの物である時間。
全て終わってしまう――でもまだ、足りない。

――・・・ゴメンね、ヨリコ。

一瞬だけ過ぎった躊躇は、欲望にかき消されて儚く砕け散った。
身体を頼子の脚間に割り込ませ、ろくに力の入っていないそこを僅かに開かせると、柔らかく溶けきった頼子の中へ、一気に二本指を突き入れる。
ぬめる内壁がリリカの指に絡みついた瞬間、頼子が大きく背を反らした。

「ふあぁぁっ!!」

口が離れた拍子に悲鳴じみた嬌声が上がり、リリカの指が強く締め付けられた。
抱きすくめられたまま目を引き瞑り、頬を真っ赤に染めてリリカの腕の中で悶える頼子。
その姿が愛おしすぎて、切なすぎて、リリカは闇雲に頼子の中を掻き回した。
優しさも労わりもあったものではない。ただただ頼子が欲しいという純粋な情欲を、唇へ、胎内へ、乱暴に刻み込んでいく。

「んうぅーっ!むーっ!んんんーーっっ!」

リリカの視界の端で、堪えていた涙の膜が決壊し、大粒の涙がポロポロと頼子の目尻から溢れては散った。


473 :リリカ×頼子7:2011/02/04(金) 01:06:54 ID:1WeOKXSZ
1>>467 2>>468 3>>469 4>>470 5>>471
6>>472

頼子の綺麗な頬が、みるみる内に涙で濡れていく。
舌で拭ってやろうと、手で愛撫を続けながら何気なく目尻へ唇を寄せ――それが、大変な失策である事に気付く。
唇の自由を取り戻した頼子が真っ先に口にした言葉に、これまでの努力を全てぶち壊されたから。

「やっ、やあぁっ!リリカ!リリカぁっ!!」
「!!」

しまった。

「リリカぁ・・・あっ、あうっ、リリカ、リリカ・・・っ!」

――そんなに切ない声で、呼ばれたら。

「――~~~ッ!」

不意に、リリカの視界が大きく滲む。――気付いたら、泣いていた。
胸に押し込めていた、募る頼子への想い。離れていってしまう悲しみ。懺悔。後悔。
一度吹き出したら、もう戻らない。とめどもなく溢れて、止まらない。

「っく・・・う・・・あ・・・」

とうとう喉から嗚咽が漏れ始めた。
顔もビショ濡れだ。我慢しても、泣いている事がバレるのは目に見えている。
名前を呼んでくれた事に対する歓喜。残酷な仕打ちをした後悔。離れていく頼子にこんな事しか出来ない、胸を掻き毟る程の歯痒さ。
一気に爆発した様々な感情が完全に理性を突き崩し、口をついて出たのは、自分勝手に頼子を責める言葉だった。

「・・・お・・・怒ってよ・・・ッ」

自棄になり、頼子を甚振る手をさらに速める。
絡み付いてくる粘液を擦り付け、ぐちゃぐちゃと派手に音を立てて掻き回すと、それに合わせて頼子の身体がガクガクと震えた。
完全に背をドアとリリカの腕へ預け、今にも崩れ落ちそうだ。

「ねぇ、怒ってよ・・・!こんなのっ・・・ダメっしょ・・・!?・・・ひくっ、・・・ヨリコ、ねぇっ!」

自分でもめちゃくちゃだと思いながら、リリカはヒステリックに涙を散らして喚いた。
自分で縛り上げてここまで乱れさせた頼子を責めるなど、筋違いもいい所だ。
しかし、責める口調も、攻める手も止められない。
リリカにはもう、自分が悲しいのか怒っているのか、サディスティックな興奮に酔い痴れているのかも分からなくなった。
ただ、胸が痛い。熱い。痛い。熱い。痛い。痛い。痛い――

「っぅ・・・ダメ・・・なのに・・・!――大好きなのっ!」
「ッあああぁぅっ!」

搾り出した想いの丈と共に、三本目の指を捻じ込んだ。
泣き叫ぶ声に胸を引き裂かれながら、全て壊れてしまえと言わんばかりに、押して引いて掻き混ぜる。
ずっと頼子の身体を片手で支えていた腕も、もう限界だ。
最後の力を込めて、折れるくらいに抱き締めた。

「ヨリコ、ヨリコ・・・ッ!!」
「うああっ、あっ、あ、あぁっ・・・――――ッ!!」

頼子の声が死んだ瞬間、膣内が一瞬緩み、指の間から熱いものが吹き出してボタボタと垂れた。
その後、急激に締め上げられる。ぐいぐいと、指を飲み込んでいく感触。
暫しの間それを味わい、名残惜しさを感じながらゆっくりと引き抜くと、二人は力尽きてズルズルと床へ座り込んだ。

――全部、終わった。


474 :リリカ×頼子8:2011/02/04(金) 01:11:20 ID:1WeOKXSZ
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頼子は肩で息をして、へたり込んだまま呆然としている。
虚ろな表情からは、彼女の心模様は不明だ。
何はともあれ、縛ったままの腕を解放してやらなければならない。
涙も拭わず声を掛ける事もせず、リリカは頼子の腕に巻きつけたセーターへ腕を伸ばした。

身体はまだ興奮を残し、熱く火照っている。
しかし、何もかもを吐き出して空っぽになった心は、既に冷え切っていた。
心臓は口から飛び出しそうな程に暴れ回っているのに、思考回路はどんどん凍りついていく。
頼子を失う恐怖が、寒気となってリリカの身体を襲った。

震える手で、結び目を緩めていく。
頼子の必死の抵抗を阻止し続けたセーターは、少し伸びていて――
拘束は、簡単に解けた。

ふ、と、頼子の腕が自主的に動いたのを感じて、リリカは静かに身構えた。
突き飛ばされる。そう思ったからだ。
当然の報い。目を瞑って、来るべき断罪を待つ。

しかし、頼子が取った行動は、リリカの予想を大きく外れていた。

「ふぇっ、ぐすっ・・・リリカ、リリカ・・・っ!」
「・・・・・・・・・え?」

頼子は、ボロボロと泣いて自分を呼びながら、縋り付いてきたのだ。
思わず目を見開いた。驚きで涙も引っ込む。
無心にリリカを求める頼子の腕で全身もみくちゃにされ、リリカは軽くパニックに陥った。

「ちょ、ちょっとヨリコ・・・え・・・なん、で?」
「ず・・・ひくっ・・・ずっと、ぅ、こう、したくて・・・触りたくてっ・・・ぐすっ」
「えっ、えぇっ!?」

困る。
自分は、怒られなければいけないのだ。
突き飛ばされ、罵倒され、一人ここに取り残されて、それから目一杯泣く予定だったのだ。
なのに、そんな可愛い顔でふれあいを求められたら――困る。

ますます離れられなくなるじゃないか。
頼子の前で、大泣きしてしまうじゃないか――


475 :リリカ×頼子9:2011/02/04(金) 01:12:17 ID:1WeOKXSZ
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考えた時には、もう手遅れだった。
一度はなりを潜めた涙が、堰を切って再び溢れ出す。無我夢中で抱き締め返した。
顔をぐしゃぐしゃにして泣きながら、最後の理性を振り絞る。
もう自分からは離せなくなった腕を振り払ってくれるようにと、願いながら叫んだ。

「っうぁ・・・ヨリコの、バカぁっ・・・!ダメじゃん、こんな事してちゃ・・・!!」
「・・・なんで・・・なんでそんな事言うの・・・?」
「なんでって!ヨリコにはもう・・・アタシより、大事なヒト、いるっしょ!?」
「ほぇ?」

場違いに素っ頓狂な声を上げ、頼子がこちらを見つめてきた。
今度はあちらが、驚きで涙に濡れた目を丸くしている。
何の話だ、とでも言いたげな表情に、少し苛立ちを感じた。
まさか、とぼける気なのか。
リリカがまだ気付いていないとでも思っているのだろうか。
これ以上ない程の淋しさで胸が一杯になり、目から溢れて頬を伝う。

「朝・・・いたじゃん・・・門のとこで・・・っく、うぁ、ひくっ」

言いながら今朝の光景を思い出し、さらに悲しくなってきた。

「・・・見ちゃったから・・・ヨリコが・・・、取られたって、おもって・・・それで・・・ふぇ、うっ、ううーっ」
「校門・・・?・・・あ」

本格的に泣き出したリリカを他所に、頼子はようやく事情を飲み込んだようだった。
しかし、動機が明らかになろうがいくら泣き喚こうが、リリカがした事が許される訳ではない。
子どものように泣きじゃくりながら、リリカは裁きの言葉を待った。

「・・・なるほどね、それで・・・。・・・えーと、リリカ?」

来た。
心臓が跳ねる。

「・・・こっち、向いて」

涙は止まらない。従うしかない。
二人の関係を断ち切るギロチンへ、ゆっくりと首を差し出す――


むに~~~~っ


「!?!?!?!?」

執行されたのは死刑でも全力の拒絶でもなく、悪戯の後に時折使われる"ほっぺた引き伸ばしの刑"だった。
涙で歪んだ視界に広がる、苦笑する頼子の顔。
――苦笑。なぜ。
混乱したまま間抜け顔を晒すリリカに、頼子は言った。
なんだか、どこかで聞いた事のあるような口調で。

「・・・バカはっけ~ん♪」


476 :リリカ×頼子10:2011/02/04(金) 01:15:35 ID:1WeOKXSZ
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――それから、十分ほど後。

「――全く。ちゃんと授業出ないからこういう事になるんでしょ?もうっ」
「ハイ・・・仰せの通りです・・・」

リリカは、床に正座して力なくうな垂れていた。
眼前には、服を整えた頼子が立っている。が、顔を上げる事は出来ない。
果てしない申し訳なさと猛烈な恥ずかしさで、リリカはただただ、自分より少し小さめサイズの頼子の上履きと見つめ合っていた。

――切腹したい・・・

先日観たドラマのワンシーン。そのキャストを脳内で入れ替える。
白い装束に身を包んで、小刀を手に正座するリリカ。傍らに日本刀を掲げて佇む頼子。
しかし、躊躇っていくら待てども、介錯人が刀を振り下ろす気配はない。
死にたい。いっそ一息に殺してくれ。願えど、頼子は黙っている。
無言の圧迫が、リリカの全身を締め上げる。

頼子は、すぐには泣き止めずしゃくり上げ続けるリリカを抱き締め、散々宥めてくれた。
リリカが落ち着くのを辛抱強く待ち、それから彼女が語ってくれた"真実"はこうだ。

―今朝の男は、2日前から教育実習に来ている大学生で。
―校門前で立ち話をしていたのは、名簿に名前はあるのに一度も姿を現さない幻の生徒=リリカ・フェルフネロフについて、色々と尋ねられていたからで。
―質問に答えていたら「リリカの事を語る表情が恋する乙女みたいだ」と揶揄されて。
―あながち間違いでもないと思ったからつい真っ赤になったけれど、なんだか嬉しかったんだよ。

ゆっくりとした口調は普段の彼女と何ら変わらず、嘘偽りの類は全く感じられなかった。
教職員もほとんどが女性で構成されるこの学園に、イケメン教育実習生が来校したとあれば、一般的な生徒にとってはトップニュースである。
そんな事態にも取り残される程、授業をサボリまくっていた件はさておき。

そんな話を聞かされれば、自主的に正座もする。本気で消えて無くなりたいとも思う。
自分の入る隙間などないと早とちりした世界は、ほとんどが自分の名前で埋め尽くされていた。
男に取られたどころか、頼子はリリカが居ない所でも、リリカのことで頭が一杯だった。
最早、さりげなく告白されているようなものである。そこまで想って頂いてたのに、自分ときたら。
気まずさ極まり、つい独り言が漏れる。

「・・・・・・アホかアタシは・・・」
「ん?何か言った?リリカ」
「いっいえっ、何でもないです、ハイ」

思わず背筋をシャンと伸ばし、またも敬語で返事をしてしまった。
おかしいですか。ですよね。自分でもそう思う。
案の定、頭の上から、プッと吹き出す声が降って来た。

「・・・リリカ、顔上げて」
「う」
「怒ってないから、ほら」

悩む間も与えられず、膝をついて正面にしゃがみ込んだ頼子に、両頬を包み込まれた。
恐る恐る視線を上げるとそこには、いつも通りの穏やかな微笑み。
安心したのも束の間、視界の中で頼子がぐんと大きくなる。
目を真ん丸に見開いたまま、キスされた。

「ふみゃっ――ん、ぅ・・・」


477 :リリカ×頼子11:2011/02/04(金) 01:17:14 ID:1WeOKXSZ
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自分が頼子に押し付けたのとは違う、労わるような優しい口付けが施された。
ゆっくり、ゆっくり、リリカの口内と心が溶けていく。

「・・・リリカ」
「・・・ふぁい?」

こつん。
額同士が触れ、頼子と目が合った。
相変わらずの優しい顔は、リリカの不安を吸い取る真綿。
心がスウッと軽くなっていくのを感じた。

「・・・リリカ・・・ごめんなさいは?」
「うっ・・・ご・・・・・・・ごめん、なさぃ・・・」
「・・・はい、よろしい」

ちゅ。
またキスされた。
今度は短い。

「――リリカは、私のこと、好きなの?」
「・・・うん」
「だからこんな事したの?」
「・・・・・・・・・うん」

睦言の最中に散々伝えたのだから、今更嘘をつく理由もないし、ついでに今はその権利もない。
わざわざ確認するなんて意地悪だとは思いながらも、リリカは100%の本音で答えた。
言葉で足りない分は、潤んだ瞳で必死に訴える。
好きだ。好きに決まってる。大好き。――それはもう、狂おしいほどに。

リリカの熱烈な視線を受け止め、頼子が嬉しそうに少し頬を赤らめる。
ニッコリ笑って、優しい抱擁と共に、とどめの一撃を繰り出した。

「私もリリカのこと、大好きだよ。どこにも行かないよ。――だから、心配しないで。ね?」
「・・・・・・ぁ・・・」

切ないほどの歓喜と安堵に胸が締め付けられ、自然に、涙が出た。
心臓が、先程までの緊張の旋律とは違った、高い音を奏で始める。
とくん。とくん。どくん。
心も身体も頼子に抱き締められ、頼子の温かさに思考が溶けていく。
気持ちいい。一つになりたい。
そんな想いに衝き動かされ、唇を再び、重・・・・・・ねようとした瞬間。

コンコン。

ノックの音が、二人の甘い時間をぶち壊した。


478 :リリカ×頼子12:2011/02/04(金) 01:18:28 ID:1WeOKXSZ
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「安栖さーん」
「はっはははははい!!!」

バッ!ダダッ、ガン!ズザッ、ドン!

呼ばれた頼子は弾けるように立ち上がり、勢いで足を滑らせてひっくり返り、ドアに頭を打ちつけた。
リリカは忍者も顔負けのスピードでロッカーの上に滑り込み、勢い余って壁にぶち当たった。

『~~~~~~~~~ッ』

悶絶する二人の頭上に、お星様とひよこがピヨピヨと舞う。
リリカが何とか伏せて身を隠したのを確認し、頼子が涙目で頭を擦りながら鍵を開けると、怪訝そうな表情を浮かべた司書教諭が顔を覗かせた。

「今なんか凄い音がしたけど・・・何をしてたの?」
「あっあのっ、ちょっとまたいつもの、その、ま、魔術を」
「――・・・ふ~ん、そう。で、成功したのかしら」
「いえっ、まだ途中でしたっ」
「ぷっ」
「・・・あら、フェルフネロフさんも居たの。今日はお休みなのかと思ってたわよ」
「あ」

「途中でした」に思わず吹き出し、あっさり見つかってしまった。
なんでそこだけ本音なんだ。てゆーかまだ先があったのか。マジか。
正直すぎる親友と間の悪い教師を恨みながらすごすごと姿を現し、しょぼくれた体を装って頼子の隣に立つ。
何故か目を合わせようとしない不審な二人を交互に見比べ、司書は苦笑して言った。

「・・・ほら、もう下校の時間よ。仲良しの魔法はまた明日になさい」
「はーい・・・・・・え?」
「・・・戸締りはしっかり、ね、安栖さん?」

意味ありげ過ぎる台詞にウィンクを一つ残し、全知の賢者は軽やかに去っていった。
どちらからともなく、軋む首を回して顔を見合わせる。

「・・・ヨリコ、やっぱアタシ切腹するわ」
「・・・私もそうしようかな」

キーン、コーン。
長い今日の終わりと、昨日よりさらに仲良しになった二人(教師公認)の始まりを告げる、最終下校のチャイムが鳴った。

おしまい

527 : 忍法帖【Lv=7,xxxP】 :2011/09/02(金) 03:50:23.45 ID:UYBvaCI+
なんかワロたw 文章描けるのはいいねぇ…うらやましす。

528 :502:2011/09/02(金) 12:54:23.46 ID:Kn2VbS6R
>>527
なんかウケたw 感想ありがとうございます。
私なんてまだまだですよー。
今回のでいえば、キャサリンが感じはじめてからイクまで駆け足すぎですし、
その前の舞織物は前フリが長すぎですし…エロとそうでない文のバランスって難しいです。

540 : 忍法帖【Lv=11,xxxPT】 :2011/09/06(火) 03:35:00.29 ID:bbAoW543
ほほえましいですなw

541 :502:2011/09/06(火) 20:35:29.62 ID:eiDVWTUA
>>540
感想ありがとうございます!
微笑ましいですかwまさか(一応)触手物でそういう感想をいただけるとは…恐縮です。

えこをどうエッチシ−ンに絡めるか迷いました。
挿入は無理だし…攻めに回してもやりすぎたらア○ネスに怒られるし…。
あと、地の文無しでどこまでやれるかに挑戦してみました。
結果は…惨敗ですね。読み辛い。やっぱり地の文は欲しい。
それと、アルカナ関係無いですがジブリール名物ツッコミ拳をやりたかった。
これは自然な形で入れられたかと思います。

あと、保管庫管理人さんへ。
これまで投下した4編を、修正・改訂していつもお世話になっているサイト様に
投稿させていただきたいのですが…構わないでしょうか?
お返事、お待ちしております。

556 : 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 :2011/10/07(金) 09:12:02.96 ID:mSNsm2+4
すばらしいね!

558 :名無しさん@ピンキー:2011/10/07(金) 23:14:52.61 ID:75CVstAU
>>556-557
レスありがとう!
はじめてだったけど見てもらえてるのがわかると嬉しいね

560 :名無しさん@ピンキー:2011/10/14(金) 22:09:59.16 ID:f5I9oS9I
>>559
ゆりゆりしいのをまってるぜ

561 : 忍法帖【Lv=3,xxxP】 :2011/10/16(日) 23:27:10.62 ID:EZfr8uiO
>>560
ゆりゆりしいのですか!?了解しました。ゆりゆりしいの…うーん…いけそうかな。
今の所、なずなの誘い受け物を構想しているんですが、相手は神依さまとねーちんのどっちにするか…。
奇をてらってカヤツヒメたんというのもアリか…?ババ様は…読みたくねーし書きたくねーですね。却下。

562 :名無しさん@ピンキー:2011/10/26(水) 03:39:55.27 ID:oyEZMfpD
>>561
個人的にはあかねーねーと姉妹百合がイイ(・∀・)!!
が、かむかむ先輩との主従百合も捨て難い・・・

565 :名無しさん@ピンキー:2011/10/31(月) 00:23:44.60 ID:YC5Fg8Yl
大変ご無沙汰してます。保管庫管理人です。
危うくまたIDとパスワード忘れて管理できなくなる所でした。

何とか思い出したので、ここまでの作品は全部保管いたしました。
もし転載拒否される職人さんがいらっしゃいましたら、早めに連絡頂けるとありがたいです。
保管しながら読んでてニヤニヤしちゃいました。いいよね百合っていいよね。

>>541
レスが遅くなってしまって、申し訳ありません。
作品の権利はあくまでも職人さんの物ですから、こちらに許可などを得て頂く必要はありませんよ。
むしろこちらこそ、保管庫に入れさせて頂いちゃって良いのでしょうか?
今のところ、ここに掲載された状態のままで転載していますが、もし修正したい部分などがあったら、保管庫の方でお知らせ頂ければ、保管庫も修正かけます。

568 :名無しさん@ピンキー:2011/10/31(月) 03:40:31.04 ID:lUbuW/k4
場所によっては、他で投稿したものは受け付けないとか、
のちのちパクリ疑惑に発展する場合があるので、一言添えておくのが吉か。

570 :541:2011/10/31(月) 18:38:39.06 ID:C+TGMm35
>>568
その件につきましては先方のサイト管理人様に先に掲示板にて連絡させていただいてありますので大丈夫です。

>>569
こちらのブラウザからは何も変わって無い様に見えるのですが…。
まあ、大して差し障りの無い、ほんのちょっとした誤表記の訂正なのであのままでもいいです。度々ありがとうございます。

571 :名無しさん@ピンキー:2011/10/31(月) 18:52:17.78 ID:vwrzukU3
>>565
管理さんおつ
俺のも保管してくれてありがとうね

せっかくだから何か書くかな
クラリスと冴姫の百合同盟絡みからひとつ書こうかと思ってます

572 :名無しさん@ピンキー:2011/10/31(月) 21:40:58.35 ID:E3sVp1Tj
>>570
ホントですね…何故だ。
すみません、じたばたしてみますので少々お待ち下さい。

573 :502=541=559:2011/10/31(月) 21:57:07.71 ID:C+TGMm35
>>572
了解です。ではまったりと全裸で正座待機しつつ、なずな×神依の主従百合のプロット練って待ってます。あかねファンの人ごめんなさい。
これであとはペトラだけか…ペトラは個人的にいまいちソソられるモノがないんだよなあ…(ファンの皆さんごめんなさい)。
……いや、アンジェリア事件(アルカナ2)の時に冴姫を捕縛したペトラがHな尋問を、というので1本いけるか…冴姫受け好きだし。

574 :名無しさん@ピンキー:2011/10/31(月) 22:22:55.74 ID:E3sVp1Tj
>>573
今度こそコメントできるようになりました。多分。
少し小さくて見つけ辛いかもしれませんが、下の方にCommentsって出ているはずなので、探してみて下さい。


575 :502=541=559:2011/10/31(月) 23:46:20.90 ID:C+TGMm35
>>574
要望、書き込ませていただきました。ご苦労をおかけしました。
細かい変更ですが、よろしくお願いします。

593 :名無しさん@ピンキー:2011/12/06(火) 20:17:47.76 ID:tdrhXxNz
なずな




ぞーーーーーーーーっ(はぁと)
短くても起承転結まとまっててゆりゆりしくてよかったです。

今はぁ冴姫書いてる身としては早めにあげときたいとこだけど
えっち前の導入部で4レスもつかって以来まったく進まず・・・
もういっそ保守代わりにえっち前だけあげちゃおうと思うんだけどどうだろう

594 :502:2011/12/07(水) 11:46:35.79 ID:iJdTp7p3
ピロリロリン(ニュータイプ的なアレ)!
くそうっ、読み返して誤字を発見した時にネタが!
「あかねーねーをなでなでもふもふする内にエスカレートするはぁと」に、
「大岡越前のお裁きの場で貧乏長屋の娘が『そうだ…朱鷺宮神依という女剣士様を呼んで下さい!あの方ならきっと、証人になって下さいます!』
『何、朱鷺宮神依とな?(加藤剛声で)』『へっ、お奉行様、どうせこいつの口から出任せの嘘に決まってまさぁ!』『そうだそうだ!』
『さあさあ、その神依様ってお方を今すぐここへ呼んでもらおうじゃねえか!』『どうだ、○○、その朱鷺宮神依という女剣士の居場所は知っているか?(加藤剛声で)』
『いえ…それが、また長い眠りに就かれるとかで…』『お奉行様ぁ、ペテン話もこれくらいにしてもらえませんかね?』『ペテン…らしいですぞ、千年守殿(加藤剛声)』
シャッと開く大岡越前の背後の襖『まだ眠れぬのでふらりと来てみれば…そうか、私はペテンの産物か』『な…お、お前は!!』『朱鷺宮様!!』『大岡殿、この娘が申す事、全て真の話以下略』」
だとう!?…くっ、執筆に取れる時間も限られてるってのに、良さげなネタばかり浮かびやがる!

>593様
感想ありがとうございます!
エッチシーン、書けない時は書けない物ですよねー。私も今回コメディシーン書いただけで詰まって(展開は出来ていたんですが)、
その先を書き始めるのに一月以上かかりましたから…。
でも、導入部分が本番にどう影響するかわかりませんし、書き上がってから上げちゃう方がいいかと思います。
上げちゃった物は書き直しができませんからね…(保管庫では修正させていただけますが)。
しかし冴姫ちゃん物ですかー。瑞姫先生の描かれる冴姫ちゃんの黒タイツ脚スキーな私としてはwktkしながらモニター前で正座で全裸待機決定ですよ!
楽しみにしてます。

605 :名無しさん@ピンキー:2012/01/13(金) 04:38:04.32 ID:gaj1fAna
新作キテタ━━━(゚∀゚)━━━!!気付かなくてスマソ
まおりんエロース!!冴姫たんとぺとらん物もwktk期待保守

606 :502:2012/01/14(土) 16:19:50.68 ID:qXr7S+9K
>605
感想ありがとうございます!気付いてもらえてよかった…。
ペトラ×冴姫物は来月くらいに完成を目標にしてます。これで全キャラコンプリート、かな?

663 :名無しさん@ピンキー:2013/05/03(金) 23:56:11.43 ID:OFIaF5nl
保守ついでにGW中に投下するかもしれない。

678 :502:2013/05/06(月) 01:40:19.38 ID:vd9AHnlu
>>663氏のSSにケツ鞭喰らって重い筆を動かし、ようやく(一応)完成しました。またもまおりん物です。
チョコレートが鍵アイテムなんでバレンタインかホワイトデーには、と思ってましたが結局GWラスト、アブマ!!!!!正式稼働直前になっちゃいました…。
では『山と里と村と嬲られし巫女様』、お楽しみいただければ幸いです…の前に注意書きをば。
・これはフィクションです。実際の宗教・儀式・お決まり事・史実・お菓子・黒歴史等とは一切合切カンケーないのでキレてテロられても困ります。
・ハウトゥ巫女の役割~古来編…時の神主や宮司等がやれ神様じゃ門外不出の神事じゃ表に出したら神様の機嫌を損ねるんじゃバチが当たるんじゃ何じゃと言って
 他人に探りを入れられないようにし、貞操(あるいは処女、もしくは神主・宮司等専属精液便女契約)を守らせた子飼いの巫女とズッコシバッコシ、
 という可能性もひょっとしたらアりえルカナハート、萌え尽きる程にヒート!!
 あと山伏や修験者達がムラムラきたら村の手近な娘を気難しい山の神様や怒りやすい天狗様等が住む女人禁制と定めた山の奥に連れ込
 (以下、話が長くなる上に色々とヤバイので 省 略 ! !
・これはフィクションです。実際の宗教・儀式・お決まり事・史実・チョコレート菓子・揉みくちゃにされてポイされた研究レポート等とは
 一切合切カンケーないんだからっ!カン違いしないでよねっ!!
・大事を避けるための大事な事なので2回言いました。

これだけ抑えておけばまあOK。では早速イッてみよー!

684 :名無しさん@ピンキー:2013/05/06(月) 16:10:08.50 ID:yBRq3CTV
遅ればせながらGJ
絶望感がたまりませんな。

関係ないけれどここのスレの新しい保管wikiありますた。
欠けてる奴とかあったら保管して、どうぞ。
http://arcanaeroparo.wiki.fc2.com/

685 :502:2013/05/06(月) 17:07:23.33 ID:vd9AHnlu
>>684
いえいえ、感想どもです。

そして新しい保管庫キタ━(゚∀゚)━!作られた方&見つけられた684さんGJ!
アブマ!!!!!(まだ広めようと必死かおのれは)稼働前に泰山鳴動?!いや、その例えはダメだろ。
某所でも私みたいな第一回チキチキアブマ!!!!!公式大会会場だったり喫茶あいの期間限定OPENだったりな
首都東京が今日も悲しいくらいに遠い地方のアルカナ者にとって勇気の源みたいな人達も復活したし、
こりゃもう明後日が楽しみで楽しみで仕方なくなる以外無いっしょ!アルカナ者の端くれとしちゃ!!

しかし…ホムペ制作の知識0の身では編集や投稿の方法がワカラナイというね…。orz
私の書いた分だけは某所でディレカ版(大層な物言いしないのなら誤字脱字修正と言う)載せて頂いてますが…。

未分類 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2013/08/31 02:01
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